プラセンタは動物の胎盤ですが、どのような成分から形成されているのでしょうか?
アミノ酸、タンパク質、糖質、ビタミン、核酸、活性ペプチド、脂質・脂肪酸、ムコ多糖体、ミネラル、酵素、そしてプラセンタの最大の特徴である成長因子(グロースファクター)が主な成分になります。
成長因子と呼ばれるものには、肝細胞増殖因子、神経細胞増殖因子、上皮細胞増殖因子、線維芽細胞増殖因子、インシュリン様成長因子、形質転換増殖因子、コロニー形成刺激因子、インターロイキン1・2・3・4があります。
細胞は成長因子の情報を元に、栄養素を取り込み再生していきます。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中で成長するのは、この成長因子の情報に沿って胎盤から送られる多くの栄養を取り込んで、各細胞が形成されていくからに他なりません。
この再生作用によって、基礎代謝が良くなりホルモンバランスを整えたり自律神経に作用したりといった薬理効果や、肌質改善やアンチエイジングなどといった美容効果を発揮していきます。
プラセンタはこのように、元となる成分の栄養素とそれを活用する成長因子が同時に摂取できる他にはない特徴を持っていて、非常にナチュラルに身体を改善していくことができるのです。
プラセンタにはリスクの話がついてまわりますが、動物の体内で必要な栄養素などの成分が集約された胎盤から抽出されるナチュラルなものなので、合成された薬剤の副作用などを考えると、逆に拒否反応などのリスクは少ないと言えるのではないでしょうか。
プラセンタで欠かせない成分は成長因子
プラセンタを語る上で欠かすことのできない成分である成長因子なのですが、最近では成長因子の含まれていないプラセンタ商品も多く販売されています。
プラセンタという言葉自体は英語で動物の胎盤を意味しますが、一般的には動物の胎盤から抽出したエキスを意味することが多く、当然成長因子が含まれています。
しかしプラセンタとよく似た成分が魚の卵巣膜や、植物の胚芽から抽出することができるということで、それぞれ海洋性プラセンタ、植物性プラセンタと称して販売されています。
動物性プラセンタのリスクなどが必ず取り沙汰されているので、どうしても抵抗があるという人たちには人気があります。
しかし栄養成分の補給はできますが、肝心要の成長因子が含まれていないので、プラセンタの特徴の一つである細胞の再生能力はありませんのでご注意ください。