SPF豚プラセンタは、豚由来成分のプラセンタは安全面がどうしても気になるという方に安心していただける豚プラセンタです。
SPFとは、Specific Pathogen Free の略でこの認定を受けた豚は、特定の疾病に犯されていないことが確認されている安全な豚という証になります。
日本SPF豚協会では5つの疾病(豚赤痢、オーエスキー病、マイコプラズマ肺炎、萎縮性鼻炎、トキソプラズマ感染症)が対象になっていますが、もし豚がこの5つの疾病に感染してしまった場合、抗菌剤などで治療をしても完治することはないため、病原菌の侵入を防ぐべく高度な衛生管理技術をもった養豚場でのみ飼育されています。
トキソプラズマ感染症以外は人体に影響はありませんが、豚の生産に多大な影響を及ぼす病気です。
ただ無菌というわけではありません。健康体の豚というほうが当てはまります。
善玉菌は保有していますし、最低限のワクチンも使用されています。人間も風邪を引いたら風邪薬を飲みますよね。
どうしても避けられないことはありますが、SPF豚は通常の豚の飼育のように常に餌に薬品を混ぜて食べさせたりするようなことはありませんし、薬の成分も出荷までには消失するように調整されています。
元々食用のために飼育されている豚ですので肉も一味違っておいしいですよ。
このような徹底した衛生管理の下で育てられたSPF豚のプラセンタは、製品にする際の殺菌処理も通常より弱くて済むので、有効成分も多く取り出すことが出来る安全・安心な豚プラセンタです。
現在多くの豚プラセンタ商品でこのSPF豚プラセンタを原料として使用しています。
食肉としてのSPF豚
SPF豚は本来、食肉用の豚を飼育するために長いあいだ研究されてきました。
戦後の高度成長期に豚肉の需要が伸びたため、大型の豚を輸入し品種改良をしていく過程でそれまで国内では発生したことがない慢性の伝染病も確認され始めたことからSPF豚の研究開発が始められていました。
しかし「質より量」の時代だったためあまり日の目を見ることはありませんでしたが、平成に入り経済も鈍化していき現在では「量より質」が求められるようになりようやく陽が当たり始めました。
現在では豚独特の臭みがなく肉質がきめ細かく柔らかい、保水性が高くうまみを逃がさずジューシーといった特徴があるSPF豚は人気を集めています。
食用としての研究がプラセンタの発展にも大きな役割を果たすようになっています。