未病という言葉をご存知ですか？未病というのは東洋医学の考え方で２０００年くらい前の中国の医学書にすでに記載されていて、日本でも江戸時代くらいには未病という考え方があったようです。
しかし未だ日本では未病という概念の解釈が統一化されていないのですが、一般的な考え方としては自覚症状があるけど他覚症状（検査結果に出る）はない、もしくは他覚症状はあるけど自覚症状はない状態を未病と呼んでいます。
東洋医学的な考え方なので未病対策には漢方が用いられることが多いのですが、漢方の特徴などにより個人個人で漢方の内容が違うので医師の指導の下しっかり配合されたものでなければ効果が発揮されにくかったりして意外と面倒だったりしますし、副作用の心配もあります。
そこでプラセンタでの未病対策が手軽で簡単に行え副作用の心配もほとんどないので注目されています。
なぜ未病対策に漢方が使われるのか
他覚症状があるのに自覚症状がないという場合は検査結果などにより原因が特定されているので西洋医学の処方が優れていて、特定の薬や生活習慣を見直すことで改善されます。
しかし自覚症状があるのに他覚症状がない場合は、なぜその症状が起きているのかがはっきりしないので東洋医学より漢方が優れています。
病院に行って「異常はなさそうなのでとりあえずこれで様子を見てみましょう」とよくわからない薬などを処方された経験を多くの人がしていると思いますが、これは結局のところ自然治癒力に頼っているということです。
漢方の考え方は「特定の症状は身体全体の不調和によるものなので、体全体のバランスを整えることで自然治癒力を高めて特定の症状を緩和・治癒していくこと」というもです。
病気とまではいかないまでも何らかの自覚症状がある未病の場合、身体の肉体的・精神的バランスの乱れが原因であることが多いので、漢方のこのような考え方に基づく効果が未病対策として有効です。
プラセンタの効果も漢方に似ていて、特定個所を改善すするわけではなく細胞を活性化することで代謝が良くなり、身体全体の機能が活発なることによる相乗効果で不調が改善されていくので漢方に通じるところがあります。
実際漢方に紫河車（シカシャ）という薬があり、この薬は胎盤からできていてプラセンタそのものも漢方薬として使われています。
漢方よりプラセンタ？
漢方薬は全ての人に同じように効くものではありません。
人それぞれ自覚症状や体質などが違うので医師による問診や触診などで質や自覚症状、体力などを総合的に判断したうえで複数の生薬などを組み合わせ、その人に最適な漢方薬を処方していきます。
特に漢方は合う合わないがはっきりするようなので、ここを間違えると効果の半減や副作用といった問題にもなりますし、未病を改善するための体質改善を目的としているので即効性があるわけではなく、長い目で見ていくので長期間なんの効果も期待できないものを摂取した結果病気に発展してしまうというリスクもあります。
プラセンタは美容効果などが特に注目されていますが、本来代謝を促進することによる相乗効果で体質を改善する働きがあり、その結果として美容効果も現れます。
考え方としては漢方と似ていますが、万人向けで副作用もなく手軽という面でプラセンタの体質改善効果は未病対策に優れています。
漢方もプラセンタも体質改善が大きな課題なので即効性はなく一定の期間は必要で、同時に生活習慣の見直しをすることでより効果的な体質改善がおこなわれていきます。
本来未病になってからでは遅いのですが、人間切羽詰まらないと自分は大丈夫という思いが抜けないので行動に移すことは難しい部分もありますが、やはり予防が一番大切です。特に40代にもなれば体の機能低下が顕著に表れてきて思いもよらない病気がいつ襲ってくるかわかりません。
プラセンタは薬ではないので病気でなくても摂取することができ、生活習慣病の予防にも役立つので積極的に未病対策をしておきましょう。
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