肝斑（かんぱん）は大きく分けるとシミの一種で見た目もたいして変わりませんが、シミとは原因が違うため同じような対策をしても効果がなかったり、悪くすると悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。
肝斑の原因は女性ホルモンが関係していると言われ、ホルモンバランスが大きく変化する妊娠やホルモン剤であるピルの服用がきっかけになって肝斑ができてしまったり、加齢により閉経すると肝斑が薄くなっていくということからも女性ホルモンとの関係性が高いと考えられています。
女性ホルモンのバランスが乱れることでメラノサイトが刺激されメラニンを発生しスムーズなターンオーバーが行われないことが要因となる肝斑なので、プラセンタのホルモンバランス調整作用、抗酸化作用、新陳代謝促進作用などが効果的に働き、肝斑の原因を改善していくことで肝斑の解消や再発防止に有効です。
肝斑の特徴
肝斑はシミと違い顔の左右対称に現れることが多いという特徴があります。特に頬骨の周囲にできやすく目の周囲にはあまりできることはなく、肝斑の周囲はもやっとした感じで境目がはっきりしないというのも特徴です。
肝斑ができてしまうとシミと同じように紫外線対策は必要ですが、レーザー治療などをしても改善されることはなくかえって症状を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
しかししっかりとした対策をすればシミより簡単に解消することも可能なので肝斑が現れたら早めに対処するようにしてください。
トラネキサム酸とプラセンタ
肝斑の解消にはトラネキサム酸が効果を発揮します。肝斑はホルモンバランスが乱れることでプラスミンという分解酵素が増えることでメラニン色素が作り出されるために発生するのですが、トラネキサム酸にはプラスミンを抑制する働きがあり肝斑の解消に効果的です。
トラネキサム酸は歯磨き粉や口内炎の治療薬などにも用いられている成分で、体に悪影響がない成分なので肝斑の解消にも安心して使用することができます。
しかし、トラネキサム酸はあくまでも抗プラスミンの働きにしか期待できず肝斑の根本的な原因である女性ホルモンに影響を及ぼす成分ではないので根本的な解決にはなりません。
そこでプラセンタです。
プラセンタには肝斑の原因であるホルモンバランスの乱れを整える効果が期待できますし、できてしまった肝斑を悪化させない抗酸化作用もあり、加えて肝斑を解消するためのターンオーバーを促進するための新陳代謝を活性化する効果もあるので肝斑の解消や予防に有効なんです。
プラセンタの摂取は肝斑だけでなく体内環境を整えることで健康や美容にも高い効果が期待でき、肝斑改善目的で摂取していながら美肌効果なども得られる女性にはうれしい成分です。
トラネキサム酸と同時にプラセンタも摂取することで肝斑の改善と共に肝斑の予防、さらには美肌効果も期待できるので併用するのも効果的です。
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