プラセンタは人体に多くの良い効果をもたらしてくれることはよくご存知でしょう。
しかし、反対にプラセンタが有害な影響を及ぼすことはあるのでしょうか?
結果から言ってしまえば、現在のところ人体に有害な影響を及ぼす重大なことは報告されていません。
しかしながら、リスクがまるでないとは言い切れないのが実情です。
特に感染症へのリスクがゼロとは言えません。
プラセンタは動物の胎盤から抽出したエキスを原料としていますが、そのエキスに未知の病原体が存在しないとは限らないからです。
もちろん既知の病原体に対しては、あらゆる安全の対策が講じられていていますし、ヒト以外の動物由来のプラセンタは、万一未知の有害な病原体が入り込んだとしても、最終的に種の壁を越えられないので心配はあまりないと考えられています。
種の壁というのは種族の違いです。
たとえば、馬は人間より体温が5~6度高いので、そもそも馬に有害な病原体がいたとしても人間の体では環境が違うためたとえ入り込んだとしても生きられないという具合です。
これはたとえ話で、そもそも馬は病気にかかりにくい動物なので誤解のないように。
しかし、ヒト由来のプラセンタはその名のとおり、人間の胎盤から抽出したエキスなので種の壁がありません。
もしそのヒト由来のプラセンタが未知の病原体に犯されていてプラセンタを摂取した人の体に入り込んでしまった場合、人間に感染する有害な病原体は取り込んだ人の体で環境がなじんで感染症を引き起こす原因になってしまうので、未知のものに対してのリスクが否定できないというわけです。
元々このような懸念があるヒト由来のプラセンタは、他の動物のプラセンタを原料とする場合よりも強力な殺菌を製造過程で行っているので、過去に感染事例はありません。
ヒト由来のプラセンタは主に注射で直接体内に取り込むので、もしどうしても心配であれば経口のものを選ぶと良いでしょう。
確率論からして未知の病原体が入り込んでしまう確率は非常に少ないですが、販売者側からすると、それでも説明しておかないと何かあってからでは遅いということでプラセンタの有害性などの情報は説明責任のように発信されています。
それでもなおプラセンタの人気は上昇中ですし、プラセンタの長い歴史の中でも現在に至るまで利用し続けられているということは、やはりプラセンタの効果が本物だからということでしょう。